瀬戸内オリーブ基金の活動を知る、体験する

10月24日(金)、香川県・豊島で行われた「オリーブ収穫祭」に参加しました。
この催しは、認定NPO法人瀬戸内オリーブ基金の法人サポーターを対象に行われたもので、「瀬戸内オリーブ基金の活動を知る、体験する」をテーマに、自然と人との共生、そして環境保全の大切さを改めて考える貴重な機会となりました。

午前中は、島のオリーブ畑での収穫体験。太陽の光をたっぷり浴びたオリーブの実を一つひとつ丁寧に摘み取りながら、島の豊かな自然や、そこに生きる人々の想いを肌で感じました。

その後は、豊島でかつて起きた産業廃棄物の不法投棄事件(豊島事件)について学ぶ時間。
当時、現場のすぐ沖合でハマチの養殖をされていた安岐正三さんから、「このままでは被害者が加害者になってしまうかもしれない」と、養殖を断念された経緯や、その時の葛藤、環境再生への強い思いなど、胸に響くお話を伺いました。

軽食では、ビールの醸造所、豊島の素材を加工するフードラボを併設したカフェ・食堂の「Teshima Factory」にて収穫したオリーブや豊島産の食材を使った料理を囲み、島の恵みを五感で味わうひとときに。自然と人とのつながり、そして守り続けることの尊さを感じながら、学びと感謝の1日を終えました。

今回の体験を通して、私たちも地域や自然とどう向き合うかを考えるきっかけをいただきました。
卓球は室内競技で気候変動の影響を受けにくいスポーツですが、ラバーには天然ゴム、ラケットには木材が使われています。私たちの活動も、自然の恵みに支えられていることを改めて感じる機会となりました。

瀬戸内オリーブ基金の皆さま、貴重な機会をありがとうございました。